子育て

子どものわかったはわかっていない?!【わかったに近づく3つの手順】

あなたは子どもに何かを教えるとき、または何かを任せたとき「わかった!」という返答が返ってきたのを鵜呑みにし、結局「いや、わかってへんやないかーい!」とツッコみたくなった経験はありませんか?

私は教員をしていたころ、よくありました。

特に経験の浅かった初任者のころは、ついつい「わかった?」と聞いて子どもが満足そうに「わかった!簡単やん!」と答えたことを鵜呑みにして、簡単に安心していました。

しかし、実際は何も理解できていないことが多かったです。

そこでこの記事では、子どもの「わかった!」は本当にわかっているのか解説します。

モブ生徒
モブ生徒
なるほど!!分かった!!
モグラ先生
モグラ先生
いや、絶対分かってへんやん・・・
こんな方におすすめ
  • 子育てに困っている保護者の方
  • 子どもが授業を理解しているのか不安に思っている教師や講師などの指導者の方
  • 学習内容をわかったつもりでもテストでいい点を取れない学生の方

子どものわかった!!はわかっていない?!

私が教員の頃、授業のなかで「この問題はわかりましたか?」と聞いて、子どもたちは「わかった!」と答えるやりとりが普通にある時期がありました。

しかし、「では、同じように次の問題をしてみましょう」と全く似ている問題を提示すると、「・・・??」と固まってしまうことが多くありました。

あなたもそのような経験はありませんか?

例えば、家で子どもの宿題をみてあげるとき、最初は子どもも「わからないから教えて!」と言うかもしれません。

そして、一問目のやり方を教えてあげ、

「よし、できそう!」

「じゃあ次の問題は一人でやってみな」

となっても、えんぴつは動くことがなく結局最後まで教えちゃったと言う経験がある保護者の方はめずらしくないようです。

このように、子どもが「わかった!」と言ってもわかっていないことは多くあります。

なぜ子どもは見栄を張っちゃうの?!

ではなぜ子どもはわかっていないのに「わかった!」と言ってしまうのでしょうか。

その答えは、「大人の顔を気にしている」「わかったつもりになっている」という2つの原因が挙げられます。

大人の顔を気にしている

子どもはさまざまなことを学び、その都度大人に「○○をわかってすごいね〜」と言うように、褒められてきています。

また逆にわからなかった場合、大人から「なんでこんなこともわからないの?!」ときつく言われたり、あきれられる経験をしている子どももいます。

そのため、子どもたちは「わかっている」ことに価値があると思い、わかっていなくてもわかったふりをし始めます。

モブ生徒
モブ生徒
わかった!と言っとけばその場を凌げるからね
モグラ先生
モグラ先生
子どもも空気を読んでいるんやな

わかったつもりになっている

子どもはわかっていなくてもすぐに「わかった!」と言ってしまうことがあります。

ただ、この時子どもは心からわかったと思い込んでいます。

しかし、「わかった」にもレベルがあります。

たとえば算数のかけ算の文章問題を解いてもらい、説明させてみると、「式は2×4です!」と答えますが、「なんで2×4なの?」と聞くと、「う〜ん・・・」となることがあります。

この段階では、本当の意味で理解していることにはなりませよね。

本当の意味での理解を目指す

では、子どもが本当の意味で「わかった!」と言うようになるために、私たちは何ができるでしょうか。

ここでは、3つの解決策を紹介します。

「わかった?」と聞かない

ついつい「わかった?」と聞いてしまいますよね。

この言葉は大人の安心を求める気持ちから出てきます。

子どもに教育している中で、どうしても「本当にわかっているのかなあ?」と不安になることはありますよね。

しかし、子どもからするとその質問には「わかった」「わからない」の2択しかありません。

もし「わからない」を選択してしまえば、「怒られるかも・・・」や「あきれられるかも・・・」というネガティブな感情が生まれるため、わかっていなくても「わかった」を選択するのです。

では、どのようにして子どもの理解を図ればいいのでしょうか。

ズバリ、「わからないところはどこかな?」と聞けばいいのです。

このように聞くことで、子どもは「この人は分からなくても受け入れてくれる」と思い、安心してわからない場所を探し、伝えるでしょう。

メタ認知能力を育てる

子どもは、客観的に自分のことを見る力がまだまだ不十分です。

そのため、どこがわからないのかもわからないときもあります。

そこで自分のことを第三者目線で見て、「今ここがわかっていないのか」とふりかえることが大切です。

そのためにも、自分の中にキャラクターを作ってあげると客観的に見やすくなります。

たとえば私の場合、私のキャラクターにしているモグラを自分の中に作りモグラに説明してあげます。

そのとき、モグラになり「それはなんで?」と自分に聞くことで、理解力を詰めていきます。

私の場合はモグラですが、有名な漫画やアニメのキャラクターでもいいかでしょう。

「わかった」をレベル分けする

このピラミッドは、米国大学・研究図書館協会が提示した「ラーニングピラミッド」です。

簡単に説明すると、学校の授業を受けただけの状態では、理解度は5%のみで、下に行くことができるほど理解度は高いと言うことです。

このように、「わかった」にもレベルがあると言うことを子どもに教え、今どのくらいわかっているのかをはっきりしてあげることが大切です。

今このくらい理解しているというのがわかるだけで、伸びしろがぐんと増えます。

まとめ

子どもたちに教育する方や指導する方は子どもの頭の中まで見ることはできないので、「本当にわかっているのかなあ」と不安になりますよね。

また、わかったつもりなのに「テストでいい点が取れない!」と悩んでいる子は珍しくありません。

今回挙げたラーニングピラミッドは、そんな大人の悩みや子どもの悩みを解決できます。

大人も子どももストレスなく過ごしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

ABOUT ME
モグラ
兵庫県在住の24歳。 小学校教員を経て2021年6月より学習塾Learning Methodを開業。 教育や哲学に関する記事、時より生活に役立つ記事を投稿しています! 目標は、「教育の選択肢を増やすこと」