勉強を始める際、学び方が分からずスタートできないということがあるでしょう。
また、とりあえず勉強を始めたものの、全然集中できなかったという経験がある方は多いのではないでしょうか?
このような悩みは、ズバリ学び方を知っていれば解決できます!
そして、まずは真似をするだけでいいのです!
そこでこの記事では学び方の基本について詳しく解説していきます。
- 学び方が分からない方
- がむしゃらに勉強しているものの成績が伸びない方
学び始める前に学び方の基本の型を知ろう!
学びを始める前に、まずは学び方の基本の型を知りましょう。
一人ひとり学び方は違います。タイプを分ければ「拡散型」と「保全型」に分けれるのですが、「拡散型」「保全型」それぞれ勉強の仕方や進め方は異なります。
さらに「拡散型」「保全型」に合った学び方以前に、勉強には基本の型があるのです。この基本の型は個性の違いに関わらず誰しもの学びの基礎となります。
学ぶことは真似ること
chat face=”face_20210314_210945.png” name=”モブ生徒” align=”left” border=”blue” bg=”none”]なるほど!じゃあ、学び方の基本って何なの? [/chat]
「学ぶ」という言葉は「真似る」という意味の「まねぶ」が語源とされています。
つまり学びというものは「真似る」ことから始まるのです。
そして、先生が示すお手本を真似しながら身につけていくものが「型」と呼ばれるものです。真似ることを学ぶということが基本の型で、この型から学びは始まります。
実際、成績が伸びないと悩んでいた私の塾の生徒は「YouTubeなどであがっている天才たちの勉強法を真似したら成績が上がりました。」という話してくれました。このことから、勉強にも型があることがわかりますよね。
せっかく情報で溢れている世界になったのですから、優れた学び方を真似しないともったいないでしょう。効率よく、要領よく学びの基礎を築くためには、すでにある学び方を真似るのが一番です。
基本の学び方にハマる意味
特に拡散型に当てはまる方は学び方に「型」があると窮屈だと感じるでしょう。実際私も何をやるときも「自分流でやりたい!」と思ってしまいます。
もちろん自分流で成功してきた人もいるかもしれませんが、その確率は少ないです。基本の型は、文字通り学びの基礎となります。
歌舞伎や武道の世界では、型を身に付けていない人のことを「型無し」といいます。一方、基本の型を身に着けた上でそこから飛び出す人を「型破り」といいます。このように、「型無し」と「型破り」は違うのです。
言うまでもなく、「型破り」を目指すべきやんな!
型がなくては何もできません。自分流を生み出したいのであれば、まず型にハマり、そこから自分流に進化させていくほうが効率が良いでしょう。
型にハマるには反復学習が不可欠
型にハマるためには地道な反復が欠かせません。これはスポーツと同じです。例えば、野球の型にハマるためには地道に素振りを行ったり、ノックをたくさん受けたりしますよね。
勉強も、漢字を覚えたり計算を上達させるためには、漢字や計算のドリルなど基礎問題の反復学習が不可欠です。
型にハマるときの注意点
拡散型の方はたいてい上のモブ生徒くんのように感じるでしょう。逆に保全型の方は型にハマることは得意ですが、それ故に型にとらわれすぎる傾向があります。
反復が苦手な拡散型は意味を考えよう
特に拡散型の方は飽きっぽさがあるため、反復学習は苦手でしょう。
そこで、反復学習に意味を見出しましょう。「型や基礎があるから自分流ができる」ということを理解できていれば、反復学習しながら自分流を考えることで楽しく学習できます。
例えば、「百ます計算をしろ」と言われると嫌な感じがしますが、「百ます計算は集中力を鍛えるため」と知ることでやる気が出るでしょう。
もう一つ、拡散型の方におすすめなのが「師匠に学ぶ」ことです。尊敬する相手のレベルに近づくためなら反復学習もできるでしょう。
保全型は型にとらわれすぎないようにしよう
拡散型に対して保全型の方は、基本的に型を学ぶことに従順です。しかし、そこには落とし穴もあります。
その落とし穴とは、型にとらわれすぎるあまり「型に当てはまりさえすれば大丈夫」と安心してしまい、思考停止になることです。
保全型の方は効率よく生きようとする傾向にあるため楽な方を選んでしまいます。つまり、型をベースに発展させるよりも型にハマりさえすれば楽だと感じ、終始覚えるだけで終わってしまうことがあるということです。もちろんそれでも学びの進歩はありますが、応用になると通用しなくなるでしょう。
そこで保全型の方は「型」を磨くことが重要です。最初は真似をしていた型をさらに効率良く磨くことであらゆる状況でも対応できる型に仕上げていきます。
できあがった型を自分なりに疑問を持ち、反論も想定します。そうすると、常に思考することができ、応用にも対応できるでしょう。
まとめ
すべての学びは真似をすることから始まります。基本の型を真似し、その型を反復学習するのです。
反復学習が苦手な方は、その学習の意味を考えましょう。また、型にハマることで安心してしまう方は、ハマり過ぎに注意しましょう。
あなたが伸びる学び型 ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる /日経BP/古野俊幸