俳優の阿部寛が主演するTBS系日曜劇場「ドラゴン桜2」。
このドラゴン桜2は阿部寛が演じる元暴走族の弁護士・桜木が偏差値の低い高校生を東京大学に現役合格させるまでを描いた作品です。ドラゴン桜の中には、「桜木メソッド」と呼ばれる東大合格のための勉強法が描かれています。
この「桜木メソッド」は東大だけでなく、受験生全員に必要なスキルを養ってくれます。
そこでこの記事では、受験生に向けてドラゴン桜2で描かれた「桜木メソッド」の勉強法を教科別に全て紹介します。
- 受験勉強に困っている高校生
- ドラゴン桜の勉強法を知りたい方
- 新しい勉強法を知りたい方
- 受験を控えているものの勉強をしていない方
そこで今回は、
【ドラゴン桜勉強法】国語編
語彙力を増やすマジカルバナナ
「マジカルバナナ」とは、「マジカルバナナ、バナナと言ったら黄色」「黄色と言ったらレモン」というようにお題の言葉から連想される言葉をリズムに乗って答えていくゲームです。これを少し変え、同義語、反対語、類似語、そのほかの関連する言葉をリズムに乗って答えていきます。
また、「漢字2文字」と言ったように縛りをつけることで難易度を高めます。例えば、「マジカル天気、天気と言ったら晴天」「晴天と言ったら豪雨」というように続けていきます。
ポイントはリズム良く答えることです。リズムに乗って行うことで脳が活性化され、記憶の定着が高まります。
これを繰り返すことで語彙力はアップします。
国語とは科学だ
文章の中で言いたいことは結局一つだけです。その一つを伝えるために作者は手を変え品を変え文章を言い換えています。
読解つまり要約とは文章を単に読むだけでなく、頭の中で構造化することなのです。多くの論説文は「同等関係」「対比関係」「因果関係」のどれかで構造化できます。
同等関係とは、「つまり」や「たとえば」など様々な形で言い換えをしている文章です。
- つまり
- たとえば
- 要するに
- いわば
- すなわち
- 言い換えれば
対比関係とは、主張を明確にするために反対のものをものを示して対比している文章です。
- しかし
- ところが
- それに対して
- 一方
- だが
因果関係とは、「原因▶︎「結果」「結果」◀︎「原因」のように表す文章です。
- だから
- そのため
- その結果
- それで
- 従って
- よって
- なぜなら
- というのも
- その理由は
- きっかけは
試験問題は、この3つの構造をしっかりと意識して作られています。
そして、紹介した3つの構造の中で一番重要なのは同等関係です。これは国語に限ったことではなく、なんと全教科に言う事ができます。例えば、数学は与えられた式を展開し、与えられた文章を数字に変換する同値変換を行う教科ですよね。
つまり、読解力を身につければ全教科において格段にレベルアップします。
古典単語は漢字にせよ
古典単語に苦手意識があるのは、これは現代語訳と意味が離れているように感じるからと言えます。例えば、「まめまめし」とは、「まじめだ」とか「実用できだ」という意味がありますが、「まめまめし」と聞いただけで「真面目だ」と結びつけるのはなかなか難しいですよね。
この古典単語は漢字に直すと分かりやすくなります。
上記の「まめまめし」は漢字にすると「忠実忠実し」と書きます。こうすると、「忠実」⇨「真面目」と結びつけやすいですよね。
古典単語は、ひらがなだから分かりにくいのです。しかし、漢字に直してしまえば格段に分かりやすくなります。
【ドラゴン桜勉強法】数学編
小学2年生の算数からやり直せ
これは、数学が苦手な方におすすめの勉強法です。
数学を苦手に感じるのは、計算力が決定的に不足している場合が多いでしょう。その分かれ目は、実は小学2年生になります。
小学2年生は、2桁から3桁の足し算、引き算や九九など、つまづいてしまうと先に進めないものばかりです。数学を苦手から得意に変えるためには、小学2年生の内容から徹底的に復習することが大事になります。
数の暗黙知とは
上記で算数からやり直そうと言いましたが、ここではどのようにやり直していくのかをご紹介します。それは、「数の暗黙知を身につける」です。
数の暗黙知とは、考えなくても感覚で計算できる力のことを言います。例えば、「10」という数字を聞いて「1+9」「11−1」「2×5」といったように感覚的に閃くことです。
これができると因数分解などを理解しやすくなったり、計算が早くなったりします。そのためにも、「練習問題100問を3分以内に満点」といったようにひたすら練習問題をしていきましょう。
運動しながら計算
歩いたり走ったりすると脳が働いているなと思ったことはありませんか?
歩いたり走ったりすると脳が働くのには2つ理由があります。
一つは、脳の血流量が増加するからです。足の筋肉が縮んだり緩んだりを繰り返すことで体の血液の流れが良くなっての脳への血の巡りも良くなります。
もう一つは、脳幹網様体が刺激され、眠気がなくなるからです。脳幹は生命の維持に重要な一部です。歩いたり走ったりすることで足が地面を踏んでいるという感覚が脳幹網様体に伝わり、目が覚めます。
数学は積み上げだ
数学を理解できるかできないかの違いは、証明できるかできないかです。
つまり、ただ公式を暗記していても理解にはつながりません。中学レベルの公式を証明できるようになって初めて高校レベルの公式を証明できます。
【ドラゴン桜勉強法】英語編
SNS勉強法
SNS勉強法は、インプットした英語をアウトプットするための勉強法です。
日常で英語を使うことはなかなかありませんよね。このSNS勉強法では、何気ない日常を英語でTwitterやYouTubeで全世界に発信します。
このとき、単語や文法は中学生レベルのもので問題ないので安心して取り組めます。このように日常では遠い存在の英語を習慣化することで、英語を身近な存在にすることがねらいです。
英単語は語源を調べる
英単語は、接頭語・語根・接尾語という3つのパーツを組み合わせて成っています。
それら3つの総称が語源です。語源を覚えることによって、知らない英単語も知っている英単語につながります。
例えば、「import」という英単語があります。この語源を調べると、「im」と「port」に分けることが可能です。「im」という接頭語は、「in」つまり「中に」という意味があります。そして、「port」は「運ぶ」という意味の「portare」というラテン語からきている語根です。これら二つを組み合わせると、「中に運ぶ」つまり「輸入する」という意味になります。
他にも、「port」という語根が使われる言葉はたくさんあります。
このように英単語の語源、つまり本質をひとつ知るだけで多くの英単語をマスターすることができるのです。
ぼそぼそシャドーイング
人間というのは、自分が喋れないことを聞き取ることができないようになっています。
しかし、喋れなくても音声を聞いて即座に復唱することはできます。そこで、シャドーイングという勉強法を活用します。
シャドーイングとは、英語を聴きながらそのマネをして発音する通訳訓練法です。
英文を聞き終えてから繰り返すリピートとは違って、シャドーイングは聞こえてくる英文のすぐ後ろを影のように追いかけることがポイントになります。
シャドーイングを行うことで、ネイティブスピーカーならではの「発音」「英語のリズム」「アクセント」「イントネーション」などを改善し、より伝わりやすい英語を身につけることができます。
多くの方はシャドーイングを行うことに対して恥ずかしさを感じます。そこで、ぼそぼそシャドーイングです。
シャドーイングの第一段階はぼそぼそから始めることをおすすめします。
例えば、泳げない人間が完璧なクロールで泳ぐことはできないですよね。まずは、バタアシから水になれることから始めるでしょう。
それと同じで、シャドーイングも段階を踏んで進めばいいのです。
まず最初は間違ってもいいから小さい声でぼそぼそ喋ること。あとは、恥ずかしがらずに顔の筋肉をつかって「私は英語得意です」と自信を持つこと。
まずは完璧なんか目指さなくてもいいのです。「自信を持って喋る」ことが、言語を上達するコツになります。
自由英作文は型にはめる
どんな自由英作文にも対応できる魔法の英文を3つ紹介します。
⇨「これは視野を広げてくれるだろう」
⇨「もしこの状況がこのまま続くのであれば…」
⇨「これはAが…することを可能にしてくれる」
この3つはどんな自由英作文にも対応できるので暗記しちゃいましょう!
入試において個性は必要ありません。型があるのであればそれを利用するだけでいいのです。
【ドラゴン桜勉強法】スタディサプリ
スタディサプリとは、一流プロ講師陣による映像授業をダウンロードできるアプリです。
スタディサプリはその学習履歴から自分が何を理解して何を理解できていないかがデータ化されます。これらを視覚化されることによって自分の得意不得意が一目瞭然となり、効率よく勉強することができます。
価格も予備校に通うよりとても安価となっているため気軽に取り入れることができるでしょう。
時代は進化しつつあります。受験もIT化が進んでいるので、どんどん取り入れることがおすすめです。
受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。
【ドラゴン桜2勉強法】教えあってアウトプットしよう!
まず、生徒役と先生役に分かれます。そして、授業風景を撮影しながら、先生役の受験生は授業を行います。
人に教えるためにはまずその知識を理解し、咀嚼し、整理し、使いこなせる状態にしておくことが必要です。そこまでできてこそ真の理解と言えます。
また、録画することで自分の思考を客観的に見ることができるので効果は絶大です。もし周りに人がいなければ、効果は薄まりますが、自分に対して授業を行うのも手段の一つでしょう。
時代にあった勉強法をしよう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
時代の変化の中で勉強法も変わってきています。今の時代に合った勉強法を行い、効率よく学力上げていきましょう。