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「いじめ」と「いじり」の境界線はない?!いじめの定義や解決策紹介

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テレビやYouTubeで活躍する
「いじられキャラ」
関係性ができていれば、
「いじり」は楽しいものとなります。

一方で、見方を変えると
「それっていじめじゃない?」
と思うときはありませんか?

「いじめ」と「いじり」の境界線は
難しいという意見は多くあります。

ここからは「いじめ」でここからは「いじり」
という境界線があれば・・・。

しかし、結論から書くと
「いじめ」「いじり」の境界線
はっきりとはありません。

そこでこの記事では、
「いじめ」と「いじり」について
徹底的に深堀りしていきます。

また、いじめ」の解決策についても
解説していますので、
ぜひ最後まで読んでくださいね。

モブ生徒
モブ生徒
いじられるのは嫌いじゃないけど、いじめられたくないなあ。
モグラ先生
モグラ先生
みんなそう思ってるはずやで!!でも、違いはよくわからんよな。
こんな方におすすめ
  • いじめかいじりを判断できない方
  • いじめに悩んでいる方
  • 周りにいじめのようなことがある方

いじめの定義(令和6年5月時点)

そもそもいじめとは何なのでしょうか。

文部科学省は、「いじめ」について
下記のように定義しています。

「いじめ」とは、「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。」とする。

なお、「いじめ」が起こった場所は、
学校の内外を問いません。

例えば、放課後の公園での出来事でも
「いじめ」になり得ます。

また、「いじめ」の定義は
時代の変化によって変わりつつあります。

昔では考えられなかった、
SNSによるいじめなどが増えており、
今後もいじめの定義は変わるかもしれません。

いじめには種類がある?!

いじめには、さまざまな種類があります。
では、具体的にどのようないじめがあるのでしょうか。

学校でのいじめ

子ども達は、多くの時間を学校で過ごします。
そのためいじめの多くは
学校内で起こることが多いようです。

その中でも、特に多いいじめは
「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」
で61.9%でした。

次に、多いいじめは
「軽くぶつけられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする」、
続いて「仲間はずれ、集団による無視をされる」です。

最近はインターネットの普及により、
「パソコンや携帯電話等で、誹謗・中傷や嫌なことをされる」
といういじめも増加しています。

いじりはいじめになり得る

コミュニケーション手段の一つとして
いじりと呼ばれるものがあります。

いじりとは簡単に言えば、
相手をからかうなどして笑いものにすることです。

もちろん「いじられキャラ」として
楽しく過ごしている方もいるでしょう。
いじりはやり方によっては
コミュニケーションになります。

特に、芸人さんがいじって
笑いにしているものを見ると、
「おもしろい」と思う人が多いでしょう。

私も、アンタッチャブルのザキヤマさんが
カンニング竹山さんをいじっているのを見て、
ついつい笑ってしまうものです。

しかし、いじりは一歩間違えればいじめになります。

芸人の土田晃之さんは、
いじりといじめについて
下記のように発言しています。

「いじりは、愛情と信頼関係があって成立するものだと思う。これをやることによって、やられている側も笑えるかどうか。いじめは、やっている側だけが笑っていること」

つまり、いじりには愛情や信頼関係があり
両者ともに納得していますが、
いじめはやっている側だけが楽しい
ということです。

いじめかいじりかは受け手の気分で左右される

土田さんが言うように、
いじめはいじめられている側にとっては
まったく笑えません。
ここが、いじりといじめの大きな違いです。

しかし、受け手の気分によって
笑えたり笑えなかったりすることがあります
よね。

私の持っていたクラスの子に
身長が小さいAさんがいました。

Aさんはいじられキャラとして
周りから愛されていたのですが、

ある日、いつものように
身長のことをいじられると、
いつもはみんなと一緒になって笑っていたのに、
その日は「いじめられた!」
教員だった私に報告しに来ました。

Aさんは、
「いつもは楽しいけど、今日は嫌だった!」
と泣いて訴えていたのです。

この例は気分という観点で見ましたが、
いじりからいじめに発展したというように
見ることもできますよね。

Aさんは、毎日のように
身長が小さいことでいじられていました。

最初はAさんの明るい性格もあり
Aさんも周りも楽しんでいました。

さらにAさんに
「いじられて嫌じゃない?」と聞いた時も
「面白いです!」と笑顔で言っていたのです。

しかし、繰り返しやられることで
嫌になったのかもしれません。

またここからは私の見解ですが、
「いじられキャラ」として
存在を確立していたのに、
それをやめてしまうとどうなるか
不安でやめれなかった可能性も考えられます。

このように、
いじりはいじめに変わりゆく可能性があるのです。

いじめの解決策

では、どのようにしていじめを
減らしていけば良いのでしょうか。

今回は、「いじられる」または
「いじめられる」という受け手の
解決策を紹介します。

「嫌だからやめて」と言う自己表現が大事

最近は、テレビの芸人さん達も
「〜はNG」と言える時代になっています。

例えばロッチの中岡さんは、
「ハゲをいじるのやめてくれ」と
テレビで訴えていました。

最初はその訴えで
逆にいじられていたかもしれませんが、
今は「ハゲ」でいじられることは
滅多に見ないですよね。

このように「〜は嫌だからやめて」と言い、
相手に「いじり」と「いじめ」の境界線を提示する
ことが大事です。
そして、「あ、嫌なんだ。じゃあやめよ」
と言ってくれる関係性を築きましょう。

モグラ先生
モグラ先生
それでもいじってくる人とは関わらんでいいで!

違うコミュニティに入る

もし、それでも繰り返し
続けてくるような人がいる相手がいたら、
そのコミュニティから抜け出しましょう。

今の時代だと、
学校もフリースクールなど
選択できることが多いです。

学校や部活、家族など
決められたコミュニティにずっといるとなると
世界はそこしかないと思い込んでしまいます。

しかし視野を広めると、
趣味サークルや習い事など
様々なコミュニティがあります。

もし決められたコミュニティに嫌気がさせば、
違うコミュニティに入ることで違う自分とも出会えるかもしれません。

モブ生徒
モブ生徒
逃げるは恥だが役に立つ」ですね。

まとめ

結論、「いじめ」と「いじり」で
境界線ははっきりとはありません。

しかし、自分の中で境界線を作り、
相手に訴えかけることで
相手も自分も楽しく過ごせます。

はっきりとした境界線がないため
いじめがなくなることは難しいですが、
この記事を読んで少しでも
楽しく過ごすことができるようになればと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。