俳優の阿部寛が主演するTBS系日曜劇場「ドラゴン桜2」。
このドラゴン桜2は阿部寛が演じる元暴走族の弁護士・桜木が偏差値の低い高校生を東京大学に現役合格させるまでを描いた作品です。ドラゴン桜の中には、「桜木メソッド」と呼ばれる東大合格のための勉強法が描かれています。
この「桜木メソッド」は東大だけでなく、受験生全員に必要なスキルを養ってくれます。
そこでこの記事では、受験生に向けてドラゴン桜第3話で紹介された「桜木メソッド」の勉強法をまとめていきます。
- ドラゴン桜2第3話で紹介された勉強法を知りたい方
- 新しい勉強法を知りたい方
- 受験を控えているものの勉強をしていない方
【ドラゴン桜勉強法】まずは基礎!
作中では、生徒は高校生にも関わらず、国語、算数、理科、社会、英語の5教科分を中学の問題集からやり直しています。
基礎はとても重要です。例えば野球でも、基礎であるキャッチボールもできないのに試合でファインプレーをすることは不可能ですよね。
これは勉強にも言えます。基礎がなっていないと、応用問題はできるはずがありません。
【ドラゴン桜勉強法】SNS勉強法
「お前ら、YouTuberになれ!」これは、桜木が生徒2人に言い放ったセリフです。さらに、別の2人にはTwitterを活用するように言います。
発信内容は、自分たちの何気ない日常を英語で全世界に発信するというものです。一見難しく考えてしまいますが、単語や文法は中学生レベルで問題ありません。
作中では、YouTubeだと1日1動画、Twitterだと1日20ツイートと習慣化させていました。このように日常では遠い存在の英語を、習慣化させることで身近な存在にさせるねらいがあります。
【ドラゴン桜勉強法】教え合う
第3話の時点では、東大専科コースには4人います。作中では、この4人で得意な教科を教え合っています。
ポイントは、レベルの近い人と教え合うことです。自分よりほんの少しだけ高いレベルの相手だと、「自分にもできるはずだ」と脳が勝手に判断します。
また、教える側も知識が整理され、曖昧な部分が明確になり理解度が格段に上がるのです。
【ドラゴン桜勉強法】知識量を増やすのではなく、思考力を鍛える
東京大学は、知識を詰め込むことよりも、持っている知識を関連づけて解を導く能力の高さを重視します」と宣言しています。
これは、東京大学以外に進学を考えている受験生も同じです。
2021年から大学入試センター試験が廃止され、代わりに大学入学共通テストが始まりました。これは、「先行きが予想しづらいこれからの社会では、知識の量だけでなく、自ら問題を発見し、答えや新しい価値を生み出す力が重要になる」という国の考えから、思考力・判断力・表現力をより重視したためです。
つまり、受験生は皆、思考力を鍛えなければなりません。では、ドラゴン桜ではどのように思考力を鍛えているのでしょうか。作中では、長澤まさみ演じる水野が生徒たちに下記のようなお題を出します。
- 三日坊主とは何か、ひと言で説明せよ
- 日本で流通するかぼちゃは、どの産地のものが多いか?
- なぜその産地からのかぼちゃが多いと思うか?
- 朝焼けは雨、夕焼けは晴れなのはなぜか
これは、実際の東大の入試問題の一例でもあります。このような、一見当たり前のように誰でも知っていそうな知識も、「なぜ?」と考えることは少ないでしょう。
当たり前のことについて「なぜ?」と考える学問、哲学のようなものです。
また、作中では英単語についても「なぜ?」と本質を考えることもしています。例えば、「unite」という言葉は「団結する」という意味です。では、なぜ「団結する」は「unite」になったのでしょうか。
「unite」の語源を調べると、「uni」と「te」に分けることができます。
「uni」には、「ひとつ」という意味があります。「unite」は「ひとつのものにする」から、「団結する」「結合する」などの意味がありますが、全部「ひとつ」という言葉からきているのです。
他にも「uni」のつく言葉はたくさんあります。
このように、本質を考えると、知らない英単語も知っている英単語に繋がります。
英単語だけでなく、日常目にするもの全てに対して「なぜ?」を考え本質を見ようとすれば、今まで見ていた世界が変わるかもしれませんね。あらゆる角度から本質を見て取りましょう。
まとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回は、ドラゴン桜2第3話で取り上げられた勉強法をまとめて紹介しました。
- 基礎から始める
- SNS勉強法
- 教え合う
- 本質を考える
大学入試が変わり、身につけるべき力も変わっています。ただ闇雲に知識をつけるのではなく、そのものの本質を見てとることが大事です。ぜひ、この記事を参考にして勉強に取り組んでください!