「日本人なのに国語を勉強する必要ある？」と疑問に感じたことはありませんか？
正直、私も学生の頃は国語を勉強する意味が分かりませんでした。同じように意味を見いだせず、国語嫌いの方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、国語を勉強する意味についてご紹介します。国語の勉強法についても解説していますので、ぜひご参考にしてください。
- 国語の勉強する意味を知りたい方
- 国語の成績を伸ばしたい方
国語を勉強する意味
国語では「話す・聞く・読む・書く」の4技能が鍛えられます。では、なぜこの4技能を鍛える必要があるのでしょうか？
国語を勉強する意味は、下記の2つだと言えます。
- 他者と良い人間関係を築くため
- 情報を整理するため
1つずつ確認していきましょう。
他者と良い人間関係を築くため
国語で鍛えられる「話す・聞く・読む・書く」の4技能は他者とコミュニケーションを取る上でかかせません。自分の意見を伝えるときにも、相手の意見を受け取るときにも必要な力です。
例えば、「あなたが好きです！」と伝えると、特別感を出して愛情を表現できるでしょう。一方、「あなたも好きです！」と伝えると、何人かのうちの1人なのか…と感じてしまいますよね。
助詞が少し変わるだけで、伝わり方は大きく変わります。この違いを知らずにコミュニケーションを取っていると、誤解を与える危険性が高いです。
また、自分自身も相手の意見を読み取れなくなります。SNSの流行により、文章だけでのコミュニケーションが多くなりました。この時、読解力がないと、うまくコミュニケーションを取れないでしょう。
情報を整理するため
近年、SNS等により情報が多く流通しています。この中には正しい情報はもちろん、間違った情報もあるでしょう。正しい情報を読み解くためには、国語力が必要です。
また、自分が情報を発信する際にも、国語力が必要になります。間違った伝え方で情報を発信すると、誰かを傷つけることになりかねません。
国語を学んで国語力を身につけて、正しい情報を発信したり受け取ったりできるようにしましょう。
国語の問題ではどのような能力が必要か
国語の問題は、ただ「話す・聞く・読む・書く」の4技能、つまりは言語活動ができるだけでは解けません。国語の問題では、下記の能力が必要です。
- 考える力
- 感じ取る力
- 表現する力
考える力
１つ目は、考える力です。考える力とは、国語で言うところの読解力や構成力のことを言います。
国語の問題はただ読むだけでは解けません。文章を読んで重要な情報を抜き出す必要があります。
また、頭の中で文章を整理したり、情報を整理して筋道立てて説明することも必要です。
感じ取る力
２つ目は、感じ取る力です。感じ取る力とは、文章や詩から情景や心情を感じ取る力のことを言います。
感じ取る力は、現在最も重要視されていると言っても過言ではありません。その理由は、AIに真似できないからです。
計算力や文章の表現力は膨大なデータで動いているAIが人間の力を追い抜いていくでしょう。一方、AIは何かを感じ取ることはできません。あくまでデータ上でしか動けないのです。
つまり、今後AIが発展していったとしても、感じ取る力は人間にこそ必要となっていくと考えられます。
表現する力
３つ目は、表現する力です。表現する力とは、自分が感じたことや考えたことを正しい文章で表現できる力のことを言います。
先述した考える力、感じ取る力を養えても、表現する力が乏しければ意味がありません。国語は「他者意識」が重要となります。他者に理解されて初めてその効果が発揮されるのです。
他者に理解されるためには、表現する力が重要となります。「どのようにしたら伝わるか」「どのような表現方法が良いか」ということを意識しましょう。
国語の勉強法
受験においても国語の勉強を後回しにすることが多いでしょう。また、中には「国語の勉強法が分からない…」という方もいるのではないでしょうか？
下記の勉強を行うと、国語の成績が爆上がりしたという声をよく聞きます。
- 語彙力を身につける
- 文章構造を理解する
- 問題に触れ、慣れる
1つずつ確認して、真似してみてはいかがでしょうか？
語彙力を身につける
国語の成績を上げるためには、語彙力を身につけることが必要です。語彙力とは、漢字はもちろん言葉の意味も知る必要があります。
国語の試験における漢字の配点は小さいですが、入試問題では頻繁に出されています。1点で合否を分けるような入試において、漢字問題は確実に取っておきたい問題です。
また、文章中に意味のわからない言葉があれば、読解できません。そのため、言葉の意味についても勉強すると良いでしょう。
語彙力を身につけるためのおすすめ参考書は、「漢字マスター1800＋」です。「漢字マスター1800＋」は漢字だけでなく、その漢字を使った言葉の意味も一緒に学べます。
文章構造を理解する
国語の文章の構造は、決まったパターンがあります。このパターンを知ることで、読解が簡単になります。
例えば、筆者の主張の後には、理由や具体例を出してその根拠を述べることが多いです。この構造を知っていると、理由や具体例を示す接続詞や表現をチェックしておくことで、筆者の主張を見つけやすくなります。
文章構造を理解するのにおすすめ参考書は、「ゼロから覚醒はじめよう現代文」です。「ゼロから覚醒はじめよう現代文」は現代文を解くための方程式を学べます。
問題に多く触れ、慣れる
文章は読めるのに、模試やテストで点数が取れない…という方は問題に慣れていない可能性が考えられます。国語の問題に慣れていない方の中には、読んでいたら問題を解く時間がなくなる…という場合もあるでしょう。
この場合、問題に多く触れ、慣れる必要があります。そして、自分なりの問題の解き方を身につけましょう。
例えば、文章を読む前に問題文を読む技があります。この技を使うことで、事前に問題に対する解答を探しながら効率的に文章を読むことが可能です。
このように、自分なりの問題の解き方を身につけましょう。
1人で国語の勉強ができない方へ
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