学習課程が新しくなったとともに、参考書や問題集も新しいものが多く出版されています。
そのため、どの参考書が受験のためになるのか分かりづらくなりました。
せっかく買ったのに、「まだ自分のレベルに合っていない」「解説がわかりづらい」といった事態にはなりたくないですよね。
そこでこの記事では、高校受験におすすめの数学参考書をご紹介します。
数学参考書ルートもご紹介していますので、ぜひご参考にしてください。
- 数学の成績を上げたい方
- 高校受験対策におすすめの参考書を探している方
- 参考書の進め方を知りたい方
高校受験対策の数学参考書ルート
中学3年生の1年間を下記の3つの時期に分けて、参考書を進めていくことがおすすめです。
- 4月〜夏休み
- 夏休み〜冬休み
- 冬休み〜受験直前
それぞれの期間でどのような勉強をするのか解説していきます。
4月〜夏休みは基礎固め
中学3年生の4月〜夏休みには、基礎を固めましょう。
高校入試の数学の問題には、基本問題と応用問題のどちらも出題されます。
この基本問題を確実に取れるかどうかで合否が決まります。
また、応用問題も基礎ができていなければ解けません。
そのため、まずは基礎を固めることが大切。
これまで習ってきた基本問題の復習を中心に勉強を進めましょう。
夏休み後〜冬休み前は応用問題をどんどん解こう
夏休みまでに基礎を固められたら、次は応用問題をどんどん解き始めましょう。
この際、応用問題は簡単すぎても、難しすぎても良くありません。
簡単すぎると力にならないし、難しすぎるとやる気がなくなってしまうからです。
問題集を選ぶ際のポイントは自力で60%解けるものを選ぶことです。
60%解ける問題集を選ぶことで、モチベーションを維持したまま成長できます。
冬休み〜受験直前は志望校対策
冬休みに入ったら、志望校対策を行いましょう。
志望校対策は、過去問を参考に出題傾向を把握し、その傾向に合わせた対策を行います。
また、実際に過去問を解くことも重要です。
この際、実際に時間を計って、本番同様の気持ちで臨みましょう。
そして、できなかった問題や苦手な分野を把握し、再び参考書や問題集に取り掛かってください。
高校受験におすすめ数学参考書【基礎編】
それでは、具体的にどの数学参考書がおすすめなのかご紹介します。
まずは、基礎編から見ていきましょう。
- 数学をひとつひとつわかりやすく。
- 中学数学が面白いほどわかる本
数学をひとつひとつわかりやすく。
こんな方におすすめ
- 中学数学を網羅したい方
- 視覚的にも分かりやすい解説が好きな方
「中学数学をひとつひとつわかりやすく。」は、中学数学の内容をコンパクトにまとめた参考書です。
学年ごとに出版されており、3冊で中学数学の内容すべてを網羅できます。
難しい用語は一切なく、フルカラーのイラストで、学びやすいように構成されています。
イラストで分かりやすい解説と練習問題が合わさっており、参考書としても問題集としても利用可能です。
数学が苦手な方や他の参考書では難しいと感じる人でも、この参考書なら安心して学べます。
中学数学が面白いほどわかる本
こんな方におすすめ
- 入試頻出テーマの考え方や解き方を学びたい方
- 解説が詳しいものが好きな方
「中学数学が面白いほどわかる本」は、この1冊で高校入試の数学対策を万全にできる参考書です。
入試頻出テーマの考え方や解き方を効率的に学べます。
「例題」には解説が充実しており、解き方を一から理解でき、「類題」では入試頻出問題を演習できます。
この流れに沿って勉強を進めると、公式の丸暗記をしなくても数学の問題を解けるようになります。
また、先生×生徒のかけあいで進められるため、間違えやすい内容にも気づきやすいですよ。
高校受験におすすめ数学参考書【応用編】
次は、応用編の数学参考書です。
- 自由自在
- 公立入試の数学・目標得点別
自由自在
こんな方におすすめ
- 基礎から応用まで1冊で網羅したい方
- 記述問題、思考力問題に挑戦したい方
「自由自在」は、基礎から応用、学校の予習復習から高校受験対策まで、中学数学のすべてが詰まった1冊です。
参考書+問題集となっているため、分からない問題があってもすぐに対応できます。
最近の入試問題は、思考力問題や記述問題が多い傾向にあります。
これらの問題も自由自在には多数収録されているため、しっかり受験対策を行えますよ。
公立入試の数学・目標得点別
こんな方におすすめ
- 公立高校入試を志望している方
- 独自の入試を行う高校を志望する人
「公立入試の数学・目標得点別」は、数学が苦手な方から、得意でもっと伸ばしたい方まで誰もが満足できる問題集です。
レベルごとに問題が設定されているため、自分の実力を確認できます。
全都道府県から選び抜かれた入試問題が出題されるため、質の高い問題で数学を鍛えられますよ。
高校受験におすすめ数学参考書【過去問編】
最後に、過去問対策におすすめの参考書を2つご紹介します。
- 実力判定テスト10【数学偏差値60】
- 受験用赤本
実力判定テスト10【数学偏差値60】
こんな方におすすめ
- 公立高校入試を志望している方
- 数学苦手を克服したい方
「実力判定テスト10」は、入試を想定したテスト形式の問題集です。
偏差値58〜63の高校入試問題を厳選しています。
数学は実践問題を多く練習してきたかどうかで、本番の結果が変わるといっても過言ではありません。
実力判定テスト10で実践問題を練習し、自分の志望校の過去問で準備をしましょう。
受験用赤本
こんな方におすすめ
- 高校受験をする方全員
「受験用赤本」は、過去5年分の過去問が収録されている過去問集です。
過去問を行うことは、その入試の出題傾向が分かるのでやらない手はありません。
出題傾向を掴むことで、あなたが受験をする際の傾向と対策を知れます。
自分が受験する地域や高校の赤本は揃えておきましょう。
ルートに沿って勉強し、数学の自信をつけよう
この記事では、高校受験におすすめの数学参考書ルートをご紹介しました。
このルートに沿って勉強すると、数学の自信が身につきます。
そして、自信がある状態で受験本番に臨めるでしょう。
数学の参考書はたくさん売られており、どの参考書が良いのか分かりづらい状態になっています。
今回ご紹介した数学の参考書は、どれも高校受験に強いものばかりです。
数学の参考書選びに迷っている方はぜひご参考にしてください。