俳優の阿部寛が主演するTBS系日曜劇場「ドラゴン桜2」。
このドラゴン桜2は阿部寛が演じる元暴走族の弁護士・桜木が偏差値の低い高校生を東京大学に現役合格させるまでを描いた作品です。ドラゴン桜の中には、「桜木メソッド」と呼ばれる東大合格のための勉強法が描かれています。
この「桜木メソッド」は東大だけでなく、受験生全員に必要なスキルを養ってくれます。
そこでこの記事では、受験生に向けてドラゴン桜第7話で紹介された「桜木メソッド」の勉強法をまとめていきます。
- ドラゴン桜2第7話で紹介された勉強法を知りたい方
- 新しい勉強法を知りたい方
- 受験を控えているものの勉強をしていない方
第6話の勉強法はこちら⏬
【ドラゴン桜勉強法】リスニングを鍛えるシャドーイング
ドラゴン桜2第7話では、英語講師を演じるゆりやんレトリィバァが「Tell Me What You Want」をぼそぼそと歌いダンスをしながら登場します。
引用サイト:YouTube
一見、ゆりやんがふざけているように見えますが、この行動には理由があります。
人間というのは自分がしゃべれないことを聞き取ることができないようになっています。
しかし、しゃべれなくても音声を聞いて即座に復唱することはできます。この仕組みを使ったトレーニング方法が、シャドーイングです。
シャドーイングとは、英語を聴きながらそのマネをして発音する通訳訓練法です。英文を聞き終えてから繰り返すリピートとは違って、シャドーイングは聞こえてくる英文のすぐ後ろを影のように追いかけることがポイントになります。
このシャドーイングはリスニングを上達する上で最も有効なトレーニングです。シャドーイングを行うことで、ネイティブスピーカーならではの「発音」「英語のリズム」「アクセント」「イントネーション」などを改善し、より伝わりやすい英語を身につけることができます。
このシャドーイングを続けることで、リスニング力だけでなく、スピーキング力、語彙力の強化にも繋がります。
ぼそぼそシャドーイング
いきなりシャドーイングをしよう!と言われても恥ずかしかったり、自信がなかったりする方も多いでしょう。そこで、ドラゴン桜2第7話ではぼそぼそシャドーイングが紹介されました。
リスニングの第一段階はぼそぼそから始めることがおすすめです。
例えば、泳げない人間が完璧なクロールで泳ぐことはできないですよね。まずは、バタアシから水になれることから始めるでしょう。
それと同じで、シャドーイングも段階を踏んで進めばいいのです。
ポイントは適当にやること!日本人はなぜか言語に対して完璧主義が多いようです。
例えば「英語を喋れますか?」と聞かれたらあなたはなんて答えますか?
大多数がモブ生徒くんのような答えをします。英語に苦手意識を持っている日本人のほとんどは「私は上手に英語をしゃべることができません」と答えるのです。
しかし、日本に観光に来ている外国人に「あなたは日本語が喋れますか?」と聞いたらどうでしょうか?
このように、大半の方は「おれは日本語得意だぜ!すし、相撲大好きだぜ!はっはー!」と自信満々に答えます。
まずは完璧なんか目指さなくてもいいのです。「自信を持って喋る」ことが、言語を上達するコツになります。
まず最初は間違ってもいいから小さい声でぼそぼそ喋ること。あとは、恥ずかしがらずに顔の筋肉をつかって「私は英語得意です」と自信を持つこと。
うまくできるコツは適当とモノマネです。「とにかくマネる」「なり切る」こうすることで、自然と英語力は身についていきます。
リスニングは時間をかけて慣れていく以外に方法はありません。多くの受験生は受験直前まで手をつけないのがほとんどです。
ただ、共通テストではリスニングの比重がセンター試験の頃よりも大きくなっています。リスニングも対策が必要になってきているのです。
【ドラゴン桜思考法】東大模試6箇条
他にもドラゴン桜2第7話では、東大模試6箇条が紹介されました。この6箇条は東大受験を考えていない人にも、知って得する内容になっていますのでぜひご覧ください。
特に、6箇条の中の2・5・6は東大以外の受験生も全員必見です。
- 東大模試は年6回受けろ
- 国語は必ず古文から始めろ
- 数学は言葉で方針を書け
- 必ずおやつを持っていけ
- 社会は既習範囲からしか出ない
- リスニング試験でメモを取るな
1.東大模試は年6回受けろ
東大型の模試は年10回以上実施されています。そのうち6回は必ず受けることをおすすめします。
東大模試は長丁場です。科目によっては2時間越えなんてのもザラになっています。それだけ強い精神力と体力が要求されます。
年6回というのはこの長時間の試験に体を慣れさせるためなのです。
2.国語は必ず古文から始めろ
国語は、頭から問題順に解き始めてはいけません。
受験はいかに効率よく問題を解いていくかが勝負の鍵になります。確実に解ける問題から解いて点を取っていきましょう。
それが東大国語の中では、古文ということです。東大国語の現代文は非常に難しくなっています。それに比べて古文や漢文は単純な現代語訳の問題もあって点が取りやすいのです。
逆に難しい現代文から始めてつまづいてしまうとどうなるか…。点の取りやすい古文で時間が足りなくなって焦ることになってしまいますね。
東大模試だけでなく、共通テストでも国語は時間のかかりにくい古文や漢文から始めることをおすすめします。
3.数学は言葉で方針を書け
現代文に並んで東大数学は段違いに難しくなっています。受験者の何人かは解答を出すのがほぼ不可能なほどです。
つまり数式が1個も書けなかったとしても点数がもらえる可能性があるのです。「とにかく何かを書く!」これが東大数学の鉄則です。
4.必ずおやつを持っていけ
東大のテストは朝9時から夜7時20分までの長丁場になります。特に文系国語の試験時間は2時間半と集中が保つことは難しいでしょう。
そのため、おやつを持っていって合間でエネルギー補給をすることが必要になります。自分が好きなものを持っていくことでリフレッシュ効果も生まれます。
5.社会は既習範囲しか出されない
模試の社会は既習範囲からしか出されません。習ったところまでしか出ないということです。
つまり、余計な勉強はしなくていいということになります。もちろん、先を見越せば結局いつかは勉強することになりますが、焦らなくても大丈夫ということです。
6.リスニング試験でメモを取るな
英語の問題用紙には「放送を聴きながらメモを取っても良い。」と書かれていますよね。しかし、メモを取ってはいけません。
英文は回転寿司と同じように次から次へと流れてくるものです。それをメモをとりながら掴み取ろうとしても、メモを取ることに気を取られて大事な要点を聴き逃す危険性が高くなります。そのため、メモを取るくらいなら集中して聴いていた方が良いのです。
また、リスニングが始まる前に必ず問題文と設問を見ておくことも大事です。次にどんな問題文が流れてくるか予想しておくことで格段に記憶に残りやすくなります。
【ドラゴン桜思考法】失敗した時は笑えばいい!
模試というものは結果がA判定、B判定というように評価されます。そのため、E判定で返ってきた場合、多くの受験生は落ち込んでしまいます。
しかし、そういう時こそポジティブにいきましょう。
E判定というのは合格率20%ということです。それは、100回受験すれば20回合格できるってことになります。
落ち込むほどではありません。失敗した時は笑えばいいのです。
大事なことは次どうすればいいか!模試はあくまで今現在の結果です。諦めなければ合格の見込みはあります。
また、E判定というのはビリから20%の範囲の人間ということではありません。受ける模試にもよりますが、「AからD判定でおよそ全体の50%」「残りの50%がE判定」というようになっています。E判定でも多くの人が同じE判定ですから、落ち込むくらいなら次のことを考えましょう。
勉強というのは飛行機と同じです。飛行機は飛ぶために滑走路を走らなくてはいけません。走って走って浮力が溜まりフワッと浮き上がるとあっという間に上昇していきます。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は、ドラゴン桜2第7話で取り上げられた勉強法を紹介しました。
- ぼそぼそシャドーイング
- 自信を持って英語を話す
- 東大模試6箇条
- リスニングはメモを取らない
リスニングを強化して、英語の点数を爆上げしていきましょう。焦らずに!少しずつ!