突然ですが、あなたは他人の気持ちについて考えることができますか?私は、できないと考えます。多くの方も、心の底では、同じように考えているのではないでしょうか。
しかしそんなことは分かっていても子どもに対して「他人の気持ちを考えなさい!」と叱ってしまうことはありますよねそこでこの記事では他人の気持ちについて哲学していきます。また、子どもに対する適切な指導方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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他人の気持ちなんてあるか分からない
私達は、何か気持ちを抱えて生活します。しかし他人に気持ちがあるかどかなんて確認することはできませんよね?他人が今何をしたいのか、何を考えているのか、明確に分かる人などいるはずがないでしょう。
そうはいっても多くの方は、自分には気持ちがあるのだから他人にあってもおかしくないと考えます。自分と他人は同じ「人間」ですから、同じように気持ちがあると考えるのが普通でしょう。
では、他人にも気持ちがあるとします。あるとしても、他人の気持ちなどどのようにして分かるのでしょうか。また、存在するかも分からないものを理解することなどできるのでしょうか。
他人の気持ちを考えようとしても結局それは「自分が考えている他人の気持ち」でしかないということです。
自分の気持ちを考えよう
ここまで他人の気持ちなど分かる訳ない!と解説しましたが、生きていく上で他人なしで生活することは難しいでしょう。そんな中で他人の気持ちを無視して生活すると、どんどん孤立してしまいます。
では、どのようにすれば良いのでしょうか。それは、「自分の気持ちについて考える」です。
皆さんは、自分の気持ちについて考えたことはありますか?何かをして、「今自分はどう思ったのか」と考えることは少ないでしょう。自分の気持ちすら分からないまま、存在するかも分からない他人の気持ちを考えても意味がありません。
まずは自分の気持ちについて考え、自分の気持ちに素直になってみましょう。
押し付けずに問う
例えば、AさんがBさんに暴力をしてしまったとします。
それを見てしまった大人は、「なんでそんなことするの!Bさんの気持ちを考えなさい!」と頭ごなしに怒ってしまうことが多いでしょう。しかし、そんなこと言ってもAさんにBさんの気持ちなど分かるはずもないため、子どもは暴力をする→怒られるという経験しか行うことが出来ません。
そんな時、Aさんに対して、「今どんな気持ち?」と聞いてみてください。すると大半の子どもは「良い気持ちじゃない」と答えます。この、「自分で考える」というところが大事なのです。
相手にただ言われたことよりも、自分で考えたことの方が圧倒的に心に残ります。
まとめ
他人に気持ちがあるかなんて誰にも分かりません。それにも関わらず、大人は「他人の気持ちを考えなさい!」とよく言ってしまいます。そんな人には、本当に他人に気持ちがあるのか聞いてみたいものですね。
他人と生きていく上で大切なことは、自分の気持ちについて考えその気持ちに素直に生きていくことです。
最後までお読みいただきありがとうございます。